今回は、
「 官僚こそ民間に働き方を学べ!受け身でしか動けない彼らの末路」
というトピックで進めて行きたいと思います。
私が今回、書いていくのは議員秘書として働いていた私から見た、官僚たちの働き方について書かせていただきます。
ただ、官僚の働き方については、経済評論家の上念司氏の著書「 「日銀貴族」が国を滅ぼす」、「高学歴社員が会社を滅ぼす」に高学歴官僚達の問題点が詳細に書かれているので、ぜひおススメしたい本です。
それはさておき、私が官僚達に物申したいことはただ一つです。
「一度民間企業に勤めて、商売感覚を身につけてこい!!!」
これです。
なぜなら、官僚達には顧客のために何が最善の手段なのか、どうしたらもっと効率良く利益を上げることができるのか、といった商売感覚が欠如しています。
そのため、仕事の方向が上司の顔色を伺うものになってしまい、上司さえ誤魔化すことができればそれでいいという働き方になってしまうのです。
利益を求める集団ではないため、他企業との競争社会の中で、生産性を追求していくという経験が一切ないのです。
これではいけませんよね。
実際に私が、官僚の方と話しをした際にも、こちら側からの指摘を待つばかりで、自らの発想などは一切ない、何とも無機質な会議だったことを覚えています。
官僚として勤めている人達は、圧倒的に新卒が多くいます。その優秀な新卒達が、数十年も生ぬるい環境に身を置いてしまうと、見る視点も内向きになってしまい、顧客目線から培われるクリエイティブな発想力などが全くもって養われません。
ビジネス感覚が損なわれている官僚は、机上の空論で物事を進めていきます。
経済評論家の上念司氏は、生ぬるい体質の官僚に向けて、「ラーメン屋で修行をしてこい」と言っています。
つまり、ラーメンを売るためには顧客視点に立って、顧客はどんなラーメンを求めているのか、最適な価格は何なのか、トッピングは何がいいのか、どのような手法を取れば利益率が最も高まるのか等の様々な要素を丁寧に考えていくことが求められます。
このブログでも何度も言っていますが、「本当に強いも者は力があるものではなく、環境に合わせて変化できる者」なんですね。
新卒の時にどれだけ能力を持っていたとしても、そんな能力は数年もしたら時代に合わず、役に立たないものとなります。
今の官僚に必要なのは、ビジネスの根底にある、「顧客のために最善を尽くす」という精神なのです。
最後までご覧頂きありがとうございました。