こんにちは!Nikkei223です。

今回は、

「トルコ危機が一服し日経平均反発。今後の鍵は海外投資家?」

というテーマで進めて行きます。

先週はトルコ危機により、日経平均が大きく下がる展開になりましたね。
しかし、今週はトルコリラが底打ちの様相を見せたことで、市場の不安も一旦落ち着いた様子を見せています。 

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 上図は円/トルコリラの日足チャートです。

8月12日に最安値の15.504円/トルコリラを記録した後は後の2日間で大きく値を戻し、2018/08/23現在では18.400円/リラまで戻しています。

今回の日経平均株価の反発はこのトルコリラの落ち着きが一番の要因と考えられるでしょう。

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直近の日経平均の日足を見ても、トルコリラの値動きと相関が確認できます。

さあ、問題はここからですね。トルコリラが一服した後の値動きは一体どのように動いていくのでしょうか。

おそらく、トルコリラと日経平均の相関は27日からは薄くなるでしょう。トルコ大統領のエルドアン氏は相変わらず強気姿勢を崩していませんが、さすがに国内からの反発を恐れて国内向けにトルコリラの買い支えキャンペーンを行なっております。

日本経済新聞では「トルコ国民、通貨リラ買い支え、エルドアン氏要請で」という記事を出しています。
(出所:日本経済新聞 2018/08/21 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34400080R20C18A8FF1000/

なので、27日に以降に注目すべきは外国人投資家の動きになるでしょう
今年のゴールデンウィーク以降、海外投資家は日本株を大きく売ってきていました。しかし、先週の東証の海外投資家動向を見ると、東証二部とJASDAQに関しては外国人が久々に買い越しをしています。
(詳しくはhttps://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/investor-type/nlsgeu000003aqdu-att/stock_val_1_180803.pdfをご覧ください)

今までの動きを見ても、外国人投資家(ヘッジファンド)の動きはマーケットの動向を探る上でも非常に重要な指標となってきます。

おそらく、今週は週末に日本の7月有効求人倍率と7月失業率の発表がありますので、そこに向けていくつかの銘柄が買われて行くと予想されます。

マーケット全体も落ち着きを取り戻している様子ではあるので、今週はヨコヨコか微上昇の展開を見せて行くのではないでしょうか。

それでは、8月最終週となりますのが今週も頑張っていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。